インフルエンザワクチンはいつ頃までに受ければいいのか

インフルエンザ予防接種の効果が現れるまで約2週間程度かかり、約1ヶ月でピークに達し、その後の効果は約6ヶ月持続するとするとされている。

インフルエンザの流行は、12月下旬から始まり2月上旬までが中心になる。

血中抗インフルエンザウイルス抗体価のピークがインフルエンザの流行のピークと一致する、そのようなタイミングでワクチンを受ければベストであると考えられる。

そうすると、インフルエンザの流行が始まる時期、すなわち12月下旬までに血中抗体価がピークとなるように、ワクチンを受ければよいということになる。効果は約6ヶ月持続するので、このタイミングで抵抗力がピークとなっても、その効果は翌年の5月頃まで持続することになる。

12月下旬までに抵抗力をピークに持っていくには、少なくともその1ヶ月前にはワクチンの接種を完了しておく必要がある。

以上から、インフルエンザワクチンは11月下旬までには接種を完了した方がよいということになる。

13歳未満は4週間の間隔を空けて2回接種する必要がある。初回接種はプライミングで、2回目はブースティング。このブースティングにより抗体価が大幅に増幅される。つまり、2回目の接種終了後2週間以上の間隔をおいて抵抗力がピークとなる。よって、12月下旬までに抗体価をピークにするには、その6週間以上前、つまり11月中旬までに初回接種を受けておく必要がある。

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