要するに20mSv/Yrの強要と同じ発想

検査の”正常値”は患者を増やすための手段か?

加齢とともに血圧やコレステロール値が高くなるのは自然な成り行き。血糖値、血圧、コレステロール値、中性脂肪など、日本にはたくさんの正常値や標準値があるが、実は、基準値は年齢を考慮していない。

加齢とともに血圧やコレステロール値が高くなるのは自然な成り行き。

「20歳の若者から80歳の高齢者まで、血圧の正常値は同じ。昔は、年齢プラス90だった。年齢を加味していた分だけ、実は昔のほうが科学的だったかもしれませんね」と語るのは、医師・ジャーナリスト富家 孝先生。

「現在、コレステロールの正常値は150~220mg/dlで、日本には2300万人の高コレステロール血症の患者さんがいると推定されますが、正常値を240未満にすると、患者さんは1300万人減少します。患者が減り、薬をのむ人が減ると困るのは、医者と製薬会社ですね。加齢とともに血圧やコレステロール値も高くなるのが普通です。年齢を考えない正常値は、いたずらに患者を増やし、薬を売るための手段だと言われても仕方がないでしょう」と言うのは新渡戸文化短期大学学長 中原英臣先生。

(中略)

薬で検査値を改善しても寿命は延びない?

高血圧の治療薬の目的は、「血圧を下げること」で、確かにその効果は証明され、副作用についても重大なものは認められていない。素晴らしい薬だが、それが長寿に結びつくのだろうか?

1985年に英国の医学雑誌に発表された研究によると、長い年月にわたり血圧の薬をのみ続けると、心筋梗塞や自殺、事故などで死亡する割合が高いことが明らかになった。

「もとから検査数値がいい人ほど長生きするのは事実ですが、薬で検査数値を下げれば長生きできる、と勘違いしている人が多いような気がします。私たちの最終ゴールは健康長寿です。生活習慣を改善せずに薬に頼って検査数値を正常にしても、寿命が延びるとは限りません」と言うのは、新潟大学大学院医歯学総合研究科 予防医療学分野教授岡田正彦先生。

・・・

>加齢とともに血圧やコレステロール値が高くなる

だから下げましょう、と良識ある医師はそう思うわけです。

何故。動脈硬化による合併症が増えるから。

>年齢を加味していた分だけ、実は昔のほうが科学的

んん、これって意味不明です・・・。

>正常値を240未満にすると、患者さんは1300万人減少

これまた不可解。

正常(上限)値とは、脳梗塞や心筋梗塞などの合併症を考慮して決められた数値です。患者数が増えようと減ろうと知ったことではありません。

>薬で検査値を改善しても寿命は延びない

寿命を延ばすために治療するのではない。

コレステロール値を220mg/dl(LH比なら、2.0)以下ににコントロールして、狭心症や心筋梗塞の発症を抑制することが高脂血症の治療目的。つまり、日常生活の質を維持・向上するために治療が必要なわけ。

>1985年に英国の医学雑誌に発表された研究によると

えっ、1985年!
今から、何年前!
こんな石器時代の資料を引用されても・・・。

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自分の思い込みや勝手で、基準値を変えてはいけない。
変えたいのであれば、それなりの正当な理由が必要。

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