これって、アメリカでは大人のお祭りではない。
どうも、この国、アメリカの真似をしたがるが、ピントがずれているのに気が付かないようだ。
やってる当人たちは何ともないのだろうが、知ってるこっちが恥ずかしい。
お茶目というよりおバカ・・・。
◇ ◇
アメリカでは仮装して町を練り歩くのはちっちゃな子供たちだけ。
目にするのは、きれいなお姫様のドレスや古風な騎士などをイメージした衣装。
グロテスクな出で立ちはせっかくのお祭りムードを台無しにしてしまうのでほとんど見かけない。
皆が小さなバスケットを手にして、4~5人ぐらいで徒党を組み町を練り歩く。
ねらいは家の前にジャック・オー・ランタンのある家だ。
このお祭りをあまり歓迎していない家はこのパンプキンが軒下にないので素通りする。
ハローウィンの前日、各家庭は大量のキャンディーを購入しておく必要がある。
近所の家一軒一軒を回り、全員で‘trick or treat!’と大声で脅かしてお菓子をせびるわけ。
これが夜の10時ぐらいまで続く。
次々やって来る子供たちにキャンディーをあげていると、何とも言えないのどかな気分になってくる。
銃社会のアメリカからはとても想像できない光景だ。
◇ ◇
子供たちのおどけとともに静かに夜が更けていく・・・これが本場のハローウィンだ。
つづく・・・