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今年のノーベル生理学・医学賞を受賞した米カリフォルニア大バークレー校のランディ・シェックマン教授(64)が、世界的に有名な3大科学誌は商業主義的な体質で科学研究の現場をゆがめているとして、今後、3誌に論文を投稿しないとの考えを明らかにした。 教授は9日、英ガーディアン紙に寄稿し、英ネイチャー、米サイエンス、米セルの3誌を批判した。研究者の多くは、評価が高まるとして、3誌への掲載を競うが、教授は「3誌は科学研究を奨励するよりも、ブランド力を高めて販売部数を増やすことに必死だ」と指摘した。 その上で「人目を引いたり、物議を醸したりする論文を載せる傾向がある」との見方を示し、3誌が注目されやすい流行の研究分野を作り出すことで「その他の重要な分野がおろそかになる」と問題を提起した。 (2013年12月13日15時23分 読売新聞) ・・・ Nature、Cell、Scienceと言えば、世界の医学研究者たちの憧れのジャーナルだ。もちろん、医科学系を含む科学雑誌としては世界最高峰。世界の医学研究者たちはこの3誌のどれかに自分の論文がアクセプト(掲載)されるよう、寸暇を惜しんで自分の研究に没頭しているのだ。小生がアメリカで研究生活を送っていた頃は、医学界ではCellがトップジャーナルで、「目指せCell!」だった。 そのトップジャーナル3誌がコケにされている。ランディ・シェックマン教授のことばを借りれば、「真理より銭」ということになるだろうか。 しかし、まあ、この3誌 、何と言っても世界のトップジャーナル。いまだに憧れの科学雑誌に間違いはないだろう。 日本の若き医学系研究者たちよ!一流の研究者として認められるために、Nature、Cell、Scienceのいずれかの雑誌に自身の論文が掲載されるよう大いに頑張りたまえ。 諸君らの健闘を祈る! Have a nice research life!
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