川村クリニック千葉市 緑区 あすみが丘 土気駅前すぐ 内科・胃腸科 楽な鼻から胃カメラ(経鼻内視鏡検査)の川村クリニック
■院長の役に立つ話  〜インフルエンザワクチンはいつ頃受ければいいの〜 一覧へ戻る
インフルエンザ予防接種の効果が現れるまで約2週間程度かかり、約1ヶ月でピークに達し、その後の効果は約6ヶ月間持続すると言われている。
インフルエンザの流行は、12月下旬から始まり2月上旬までが中心である。
血中ウイルス抗体価のピークがインフルエンザ流行のピークと一致する、そのようなタイミングでワクチンを受ければベストであろう。

そうすると、インフルエンザの流行が始まる時期、すなわち12月下旬までに血中抗体価がピークとなるように、ワクチンを受ければよいということになる。効果は約6ヶ月持続するので、このタイミングで抵抗力がピークとなっても、その効果は翌年の5月頃まで持続することになる。
12月下旬までに抵抗力をピークに持っていくには、少なくともその1ヶ月前にはワクチンの接種を完了しておく必要がある。
以上から、インフルエンザワクチンは11月下旬までには接種を完了した方がよいということになる。
13歳未満は4週間の間隔を空けて2回接種する必要がある。初回接種はプライミングで、2回目はブースティング。このブースティングにより抗体価が大幅に増幅される。つまり、2回目の接種終了後2週間以上の間隔をおいて抵抗力がピークとなる。よって、12月下旬までに抗体価をピークにするには、その6週間以上前、つまり11月上旬までに初回接種を受けておく必要がある。